ケナフって何だろう 入門編

 ケナフ(Hibiscus canabinas Linn.)はアオイ科フヨウ属の一年草で、原産は西アフリカであるといわれもともと繊維作物として中国や東南アジアで栽培されてきていました。語源はペルシャ語で麻を意味するkenabに由来しています。歴史的には古代エジプトのミイラを包んでいた布にもケナフが使われていた事がわかっているくらい大変古くからあった植物です。

 ケナフは現在、木材に代替しうる非木材紙の原料として注目されています。またケナフは生長がとても早いことから光合成能力に優れ二酸化炭素の吸収量が多い点でも注目されています。