ケナフの育て方

◆種まきの時期

○ケナフは気温が20度以上で発芽します。5月か6月が望ましく南九州や沖縄ではそれ以前に植えても大丈夫です。

○種まきの前日少量の水に浸し、沈む種は発芽しやすく熟成しておらず水に浮く種は皮を破るパワーが不足しており、砂にまぶして軽くゴシゴシと表皮に傷を付けると発芽することもあります。

◆種まき

○発芽には気温条件が大切で、3月頃にまかれる人は突然寒くなる日がありますので注意が必要です。10日も芽が出ない場合は発芽のエネルギーが寒さで失われ、腐ってしまったかもしれません。

○深さ2センチ穴に1粒ではなく、2〜3粒の種を一緒に植えることが発芽率を高めるようです。(さみしがりやです。)

◆苗の管理

○3〜5日で芽が出てきます。移植する場合は根を痛めないようにしてください。花壇などに植える場合の苗の間隔は20〜30センチ程とし、素材事業化や緑肥、飼料などの用途には密植がよいでしょう。また深く耕し根が深いほど大きく育ちます。

○水は土の表面が乾かない程度に与えます。初めは成長が遅いですが、ひと月程で根が充実し20センチ程に育ち、ふた月目から目立ってどんどん伸び始めます。肥料は特別必要としませんが、造成地や荒れた土地は堆肥や窒素系の肥料を少量土に混ぜておくとよいでしょう。

○休耕田や低地で雨季に水没する場所では、畝を高くしてください。根元への土寄せは大切です。

◆開花

○初秋から霜が降りるまでホワイトハイビスカスと呼ばれるうすい黄色の花が、一日花ですがつぎつぎに毎日のように咲きます。肥料を与えすぎると花がつかない場合があります。霜が早く種が完全にできない地域は1〜2月に室温で育苗し3月に外に出すと4月には開花し6月ごろ種を収穫することもできます。

◆挿し芽

○横に広げようと芯を止めるために切ったものがかわいそうなので試しに挿し芽にしました。鉢植えで水遣りを気を付けましたら親より大きく育ちました。

◆刈り取り

○用途に応じて刈り取りの時期がちがいます。緑肥や飼料として80〜90日が適当で、紙や木に代わる資源としては、11月頃熟成した後、葉や枝を落とし、ノコやナタで刈り取り、もちやすい太さに束ねて、天日で良く乾燥させます。一本のケナフは500グラムから800グラムありますが、1カ月で100〜200グラム位まで乾燥します。紙漉きの場合は午前中に刈り取ってすぐのほうが、柔らかくて処理がしやすのですぐに皮をむきましょう。また、寒さの強いところでは凍結した後が皮がむきやすくなります。

*詳しい栽培方法ノウハウは「ケナフ事典」をご覧ください。